今回は、ゴルフで有名な米国・オーガスタにある、オーガスタ大学発行の生体試料の輸送ガイドをご紹介します。
オーガスタ大学のウェブサイト内、Biological Safety Officeの「PROCEDURES/ GUIDANCE」にある「Shipping Biological Substances & Support Materials」をダウンロードのうえ、ご参照ください(文書のタイトルは、「GUIDE TO SHIPPING BIOLOGICAL SUBSTANCES AND SUPPORT MATERIALS」です)。
文書では、違反した場合の罰則を示してルールの重大さを伝えたのち、わかりやすいチャート・表、実際の書類やラベルの見本とともに、以下の項目について説明しています。
・必要な教育を受けること
・出荷 / 輸送のための輸送物の分類
・適切な包装、マーク、およびラベル付け
・危険物申告書
・連邦政府の規制対象物を出荷する際に必要な許可
・生物材料を輸出入する際に必要な許可
また、輸送手段として輸送業者をいくつか紹介する一方で、輸送物が危険物に該当する場合は郵便、機内持ち込み荷物、乗客や他の荷物(食品など)との混載、公共交通を利用することは避けるべきとしています。
英語表記ではありますが、生体試料・検体の輸送における留意点や手続きをもれなくガイドしている点で、参考になると思われます。