今回は、セルートの治験薬配送サービスについてご紹介します。
輸送会社が治験薬を配送する際には、GCP省令に準拠することはもちろんですが、最近では治験段階からGDPに基づいた対応が必要とされるケースが増えています。当社の治験薬配送サービスは各種ガイドラインで求められる品質を想定して設計しており、お客様との業務委受託に関する契約のほか、合意手順書を締結したうえで配送担当者・オペレーション担当者を含めた関係スタッフへの教育を実施し、提供しています。
治験薬の配送には厳格な温度管理が必要ですが、当社では過酷条件下での社内基準テストを実施した配送ボックスのご利用が可能です。また、お引き取り先での輸送物梱包作業、温度ロガーによる輸送中温度記録データの取得・提出についても、治験依頼者様や治験薬交付先の医療機関様のお手を煩わせることなく、オプションサービスとして対応しています。配送ボックスで管理できる温度帯は、-70℃以下、-25~-15℃、2~8℃、15~25℃、1~30℃、32~38℃と幅広く、治験薬の管理温度帯に合わせたご用意が可能です。
当社では、交付先医療機関様のご要望に合わせて、お届け時間や場所のご指定、お届け先のご担当者様への到着時・事前連絡等にも対応しており、確実に治験薬をお届けするオペレーションを展開しています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、交付先医療機関様から被験者様のご自宅までの配送サービス(DtP:Direct to Patient)も実施しています。
※DtPサービスについてはこちらの記事をご参照ください。
このほか、お悩みや、こんなことはできないか等のご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。