9月30日 、10月21日 のブログに引き続き、ワクチンの管理流通に関連するトピックスをまとめたWHO(World Health Organization:世界保健機構)のガイドシリーズ文書をご紹介します。
今回取り上げるのは、「HOW TO DEVELOP A REPAIR AND MAINTENANCE SYSTEM FOR COLD CHAIN EQUIPMENT (コールドチェーン機器の修理・メンテナンスシステムの構築方法)」という文書です。
この文書には、ワクチンの管理流通に使用されるフリーザー等の機器において、正常に稼働させるために必要なメンテナンスの考え方、管理手法等が記載されています。
特に、修理・メンテナンスシステムの構築に関しては、担当部門がリーダーシップを発揮し、技術者、ツール、スペアパーツへの確実かつ迅速なアクセスを確保するためにも、
・標準作業手順書(SOP)
・機器の在庫、メンテナンス・修理、スペア部品の管理、温度監視等の記録
・緊急時の対応計画
を作成することが重要であると書かれています。
実際の実務の一翼を担う、物流関係者にも参考になる内容です。どうぞご覧ください。