TOP > メディカル・バイオ物流関連情報ブログ

メディカル・バイオ物流
関連情報ブログ

2023.10.30

FDA医薬品評価研究センターの分散型臨床試験に関する記事

FDAの医薬品評価研究センター(Center for Drug Evaluation and Research:CDER)のウェブサイトには、さまざまなトピックに関する専門家のインタビュー記事が掲載されています。今回は、そのなかから、2023年5月に掲載された「The Evolving Role of Decentralized Clinical Trials and Digital Health Technologies(分散型臨床試験とデジタルヘルス技術の進化する役割)」というタイトルの記事をご紹介します。

この記事のインタビュイーは、CDERのOffice of Medical Policyで臨床方法論を担当する、Associate DirectorのLeonard Sacks医学博士です。分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial:DCT)の効果や課題について語っており、DCTには以下のようなメリットがあると述べています。

  • ・参加者の負荷を軽減する(具体的には、臨床試験参加者の移動の負担を軽減する)。また、それによって広範囲な人種、特にマイノリティ集団の参加を増やすことが期待できる。
  • ・活動量トラッカー、グルコースモニター、血圧モニター、スパイロメーター(肺機能測定装置)等の携帯機器のデジタルヘルス技術(DHT)を活用し、継続的にデータを収集するため、「実生活」における治療の有効性と安全性に関する洞察ができる。

課題として、データ管理や輸送のことにも触れていますが、FDAはDCTのための取り組みを継続的に行っており、今後の発展に期待しているとのことです。将来的には、すべての臨床試験がリモートに移行するわけではなく、ハイブリッド型が主流になるであろうことも示唆しています。

詳細はリンク先をご確認ください。

検体輸送・細胞輸送・治験薬配送・DCT関連物流・再生医療物流・臨床使用医薬品・その他メディカル・バイオ分野の物流に関する
お困りごとはございませんか?
専門の知識やノウハウを持つセルートのスタッフが
お客様のお悩みやご要望にお応えいたします。
お気軽にお問い合わせください。

[リモートでのお打ち合わせも可能です]

お見積もり依頼
お問い合わせ・ご相談

TEL 03-5285-5039

【お問い合わせ専用ダイヤル】
受付:平日午前9時~18時

PAGE TOP