2023年5月25日、セルートは、伊藤忠商事株式会社様が実施された「ドローンによる血液製剤輸送の社会実装に向けた医学的検証のための実証実験」に参加しました。今回のブログでは、そのときの様子をご報告します。
伊藤忠商事様プレスリリース
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230525.html
この実験は、医療機関から離島や山間部、被災地へ向けて血液製剤を温度管理下で届けることを想定したものです。薄型の保冷容器に収納した血液製剤をドローンに格納し、ドローンフィールド上空を一定時間飛行した後、ドローンに格納しなかった血液製剤と比較して品質に影響が出るかを検証しました。
当社が担当したのは、東京都立墨東病院とドローンフィールドKAWACHIの間の陸送です。輸送容器内の温度と振動・衝撃に気を配りつつ、スタッフ2名で慎重に血液製剤を輸送しました。
フィールドに血液製剤を届けた後は、その血液製剤を格納したドローンが飛行する様子を現地で見学する機会を得ることができました。全長167cm×両翼198cm、小型飛行機のような形状のドローンが時速90kmで飛行する姿はとても力強く、印象に残っています。
今回の実証実験のような、医療における新しい取り組み・新しい分野でも、輸送の側面からお役に立てるよう引き続き努めてまいります。