今回のブログでは、英国の病院(NHSファウンデーショントラスト)が公開している臨床検査検体の輸送プロトコルをいくつかご紹介します。これらのプロトコルには、検体採取場所から病院、病院間、病院の臨床エリア内での検体輸送に関する指示事項が定められています。
Manchester University NHS Foundation Trust(MFT)の「Transport of specimens」
Oxford University Hospitals NHS Foundation Trust の「Directorate Specimen Transport Protocol」
※2021年7月19日のブログでご紹介済み。
Gloucestershire Hospitals NHS Foundation Trustの「Specimen transport to laboratories」
York and Scarborough Teaching Hospitals NHS Foundation Trustの「Histology - Specimen Collection and Transport Advice」
また、検体の分類、保存・輸送の容器、容器のラベル、輸送の業者・時間、検体の追跡・文書化についても規定されています。それぞれの規定内容は必ずしも一致しませんが、趣旨は臨床検査のミスの防止や、不適切な検体梱包による感染・汚染の防止にあると思われます。