検体や細胞、治療薬などの研究・検査用のサンプルを、日本から海外に発送しなければならないことはありませんか?今回は、そんなときにおすすめの、海外輸送に特化したDoor to Doorサービス「exCell(エクセル)」をご紹介いたします。
「海外まで荷物の送り方がどうやって送ればいいかわからない……」
「凍結状態で送りたいけれど、どうやって荷物を準備すればいい?」
そんな課題をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。海外輸送では、お荷物の梱包条件やラベル表示などの規制がございます。また、送り先やお荷物の性質、ご希望の温度帯などに合わせて適切に準備されていない場合、輸送をストップされるだけではなく廃棄される事態も起こり得ます。
そのようなリスクを極力避けるため、弊社ではサービスをご利用いただく前に、お引き取り先・お届け先情報のほか、感染性の有無、危険物などの輸送物の性質、提出される際の数量・荷姿などの情報をあらかじめご提供いただいております。そのうえで、出荷可否の確認や梱包容器の選定などを含め、お荷物にとって最適な輸送プランをご提案いたします。
本サービスでは、輸送の手配や梱包容器の準備のほか、送り状やインボイスなどの出荷書類の作成も代行しており、「簡単」かつ「安心」してお任せいただけます。また、輸送スタッフが梱包作業を行うオプションもご用意しております。
本サービスのお申し込みに際しては、次の項目をご確認のうえお問い合わせいただくと、お手続きがさらにスムーズになります。
1.品名
2.統計品目番号
3.成分
4.原産国
5.輸出国
6.発送目的
7.数量
8.商品価格
9.輸送物の感染性の有無
10.感染性物質以外の危険品への該非
11.出荷物のMSDS(ケミカル品の場合)
12.ヒトまたは動物由来有無(由来有の場合、動物名)
13.荷受人様、輸入者様情報
14.配達先国名、郵便番号・都市名
15.温度管理有無(必要な場合のご希望温度帯)
16.出荷予定時期
上記のうち、2の「統計品目番号」とは、税関申告時に使用される出荷品の分類用の番号のことです。出荷時の書類に記載するほか、出荷品の取り扱い可否を事前に判断する際にも必要となります。出荷品の性質や出荷後の目的によっても分類が変わるため、お客様ご自身で、統計品目表の一覧より出荷品が含まれる品目番号をお選びいただいております。
・東京税関ホームページ:
輸出統計品目表(2021年版) : 税関 Japan Customs
統計品目番号の調べ方 : 財務省貿易統計 Trade Statistics of Japan (customs.go.jp)
9の「感染性の有無」については、感染性だけではなく分類されるカテゴリーによっても、梱包の条件やラベル・書類への表記内容が変わります。そのため、国立感染症研究所が案内している「感染性物質の輸送規則に関するガイダンス」内の別添資料7のフローチャートより、該当する項目をご判断いただく必要がございます。
・国立感染症研究所ウェブサイト:
WHO「感染性物質の輸送規則に関するガイダンス 2013-2014」(日本語版) (niid.go.jp)
また、生体試料・細胞以外に試薬などの製品サンプルを発送する場合には危険品への該当を確認する必要があります。メーカーから発行されている製品安全データシート(SDS)を事前にご提供いただけますと幸いです。弊社にて該当有無を確認いたします。
※本サービスは検査・研究用のサンプル輸出を目的としており、医療(臨床)目的・商業目的の輸送には対応できません。あらかじめご了承のほどお願いいたします。
検査・研究用サンプルなどの輸出に関するお困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。